超星艦隊セイザーX 最終回

超星艦隊セイザーX
最終回「友情は時空を越えて・・・」脚本:林民夫 監督:市野龍一

嗚呼、終わっちゃったなぁ・・・・って感じです。
なんかこう、来週からもう“アイツら”に会えないんだなぁと思うと、時間が経つ度に淋しさが増して来て、エンディングの連中の笑顔なんかはもう目と胸に焼き付いちゃってます(^^;

てなもんで、最終回はとても短くは纏められそうにないので、別枠で書き連ねて行きますね。

※あの兄ちゃん達が必ず助けてくれるよ!
まさかこのガキ共がここで出てくるとは!(笑)
最後の最後までホントに侮れないな>セイザーXのスタッフ!
でも、コイツらがみんなを信じてるって辺りがまた感動を呼ぶんだよな(^^)

※X!装着!!
ドサクサに紛れてブレアードまで装着ポーズ、勿論変化無し(笑)

※サイクリさん、アクアルさん、怒られる
心配になってアイン&ツヴァインと共にグレートライオに乗込んできちゃうサイクリードとアクアルさん。
こういう“心意気”も嬉しいんですが、作戦をよく知らない分後ろから余計な突っ込み入れてレミーに叱られてその気迫に思わず“ゴメンなさい”な姿がなんともカワイらしい(笑)
この後のダークゲラン内でもそうですが、最終回のこの緊迫したシーンですら(いや、だからこそかな?)こういうノリでブッちぎっちゃう辺りがまさに「セイザーX」らしいところです(^^)

※突入
コアブレイバーがバリバリ食われちゃうシーンはロボットなのにちょっと痛々しかった(^^;
しかし、それに紛れて拓人の助太刀に入ったアド、ケイン、ブレアード!
ここでもブレアードと拓人のボケツッコミ合戦が展開されとります(笑)
けど、拓人の“お前いつから正義になったんだよ!”に対するブレアードの“最初からさ”にはなんか妙に納得しちゃうんだよな(^^)

ライオンワンが、自ら拓人の方に飛んで行くのは“コスモカプセル自身が意志を持った”と言う設定がちゃんと生きているからで、“俺の方が好きみたいだぜ”って言う拓人の言葉は実は間違いじゃないんですよね。
けど、それをこう言うちょっと“小洒落た”セリフで決めていっちゃうのがこの作品を支え続けた魅力の1つでもありました。

※心をひとつに
ブラックライオを撃破してもネオデスカルの意志は生きたまま。
本当に決着をつける為に、拓人の、アドの、ケインの、ブレアードの、各々の必殺技が内側から、そしてレミーの駆るグレートライオのハウリングクラッシュが外側から同時攻撃をかける事で遂にダークゲランとネオデスカルの意志を撃破するシーン。
この時拓人達は勿論の事、グレートライオの中のレミーやアイン&ツバインやアクアルにサイクリードも、それを見守る他のみんなも・・・正に、敵だった者も、考え方や生き方の違う者、種族も越えて、みんなが未来の為の一撃を一緒に放っていたんですよね。

前回、拓人が唱えたこの作品のテーマを、理屈ではないビジュアルと音楽で見せ切った秀逸なシーンでした!

※コスモカプセルの意志
コスモカプセルはどんな願いも叶える力を持ってはいても、有一おのれ自身を消す事は出来ない。
その為に、再び争い事や悪い願いに利用されない様に、長い時空を越えて2度と自分達が12個全てが揃わない様に補完し続ける事の出来る者を探していた。
人間がコスモカプセルを求めていたのではなくコスモカプセルがそれに相応しい戦士を求めていた、それがコスモカプセルが意志を持った理由だったんですね(いや、多分最初からそう言う意志を持っていたのでしょう)

未来が変わり始めたのはコスモカプセルが変えたのではなくて、それを手にした拓人達がすてきな未来を作る為に頑張った結果だったんでしょうね。
皆が与えられた各々の場所で、各々の人生を懸命に送る事が未来を変えていく事になる・・・けれど、それが意味する物は、ここに揃った者達が再び集う事は許されないって事でもあります。

※各々の場所
私は、最終回は多分この時代に皆が残って(勿論ブレアード達もネ)この時代で明るく楽しく生きていくのかなって正直思ってました。
けど、よく考えればそこでそんな風に“馴れ合っちゃう”事はネオデスカルの“全てを1つ(の、理念)に統一してしまう”事に繋がっちゃうんですよね。
真に“違った者達同士”が分かりあい、信頼しあい、個々を尊重する事が、争いの無いすてきな未来を作る事になるならば、彼らは“各々の場所”に行かなければならない。

だからこそ・・・シャーク隊長は消えなければならなかった。
それは宇宙海賊の末裔だからではなく、彼が常に争いの中心に居たから。
争いの無い世界には必要の無い人間だからこそ、争いの道具であるセイザーXの全ての武器や装備と共に・・・
それでも、シャーク隊長がレミーに遺した愛情や、みんなに遺した深い思いや願いは確実に彼らの中に残っていくんですよね。
それにもしかしたらシャーク隊長も、全く違う世界で、全く違う人生を送る人間として生まれ変わってる可能性だってあるわけだし(てか、そうあって欲しい!)

この作品を真に完結させる為にスタッフが選んだ結末は少しシビアではありますが、それでも悲愴感など感じさせず、少々ほろ苦いながらも明るく希望に満ちているのは、例え離れていてもみんなの心は繋がってるんだって証しでもあるんですね。

※旅立ち
皆の旅立ちが安藤家の茶の間と庭ってのがあまりも“この番組的”過ぎる!(笑)

先ずは3将軍
やっぱりコイツらは宇宙へ戻る事に・・・そして、それは他でも無い彼らが一番望んでいた事で、結果的には良かったんですよね。
けど、拓人とブレアードのノリ、ツッコミの漫才もこれで見納めと思うとやっぱり淋しいな。
「お前と決着をつけられなかったのは残念だ」
「なんで友達と決着つけなきゃなんないんだ」
ここ、正に2人の関係を端的に言い表わしてる名セリフですね(^^)
ブレアードが言いたかった“カッコイイ事”って結局なんだったのか、やっぱ気になりますよね~?w
なんだかんだでツンデレ貫いたアクアルさんも、その言葉尻に優しさみたいなの滲んでて良かったです。
しかし、実は一番オイシイとこ持ってったのは最後まで状況把握出来ないままだったサイクリさんだったりして(笑)

ゴルドさん夫婦
未来で“大学芋屋”ってのはさすがに笑った(((^▽^)))
こういう思いもよらぬ所で以前の伏線持ってくるのはホントにこの番組油断出来ないんだよねぇ(笑)
アドとゴルドさんが改めてここで互いの信頼を確かめ合う辺り、この辺りから段々とこちらの涙腺が怪しくなって参ります(^^;

ケインとアイン&ツヴァイン
やっぱり、優しいケインは家族の元で暮らしていくのが一番って事でしょう。
そして、アイン&ツヴァインもケインを放っとけないかも知れないけど、多分ケインも2人を放っておけないから、一緒に行くんでしょう。
ケインがレミーに“悲しい時は笑うんだよ”や拓人に言った“いつまでも友達”の辺りで更に涙腺はヤバくなり、3人が旅立った後のアイン&ツヴァインの座布団にタオルが残ってたの見て遂に少し漏れだしました(^^;

そしてアド
アドの行く先は“現代の”ビオード星。
アドの母星であるビオード星は、正義の名の元に戦争を正当化する性癖のある、今の地球の某大国を思わせる様な描写がありました。
未来の戦争も元々始めたのはビオード星。
だから、そうさせない為には未来ではなく、今の時代からやり直さなきゃ未来は変わらない・・・それを出来るのは、この戦いを通じ、そして拓人に出逢った事で“家族を思いやる心”を学んだアドだからこそなんですね。

残った拓人とレミー、そして由衣ちゃん
3人の元のコスモカプセルに何も映らなかったのは、自分の手で未来を切り開いていく使命を与えられたからで、実はある意味一番それが大変な事でもあり、且つ一番大切な事なのかも知れません。
が、実は時空が修正されて1950年代生まれのレミーが2000年代に合わせて“オバハン”になってしまったらどうしようとマジでドキドキしてしまったのは内緒だ!(笑)

その拓人が数カ月後にレーサーの夢を叶えるべくイギリスへ旅立つ日、じいちゃんに“大きくなったな”って、認めてもらうシーンでとうとう涙腺は崩壊してしまいました(苦笑)

※すてきな未来を作ろう!
レミーは安藤家に住み着いてなんと“ガテン系”のバイト中だそうです(笑)
“たっくん”ではなく、“拓人”と名前で呼ばれて何故か照れまくりな拓人、なんか“いい感じ”でちょこっとヤケます(笑)
レミーが言う様に、拓人は人に勇気や希望を与える存在だった。
だからこそ、未来を変える事が出来たんですよね。

2人のラストの言葉。
“すてきな未来を作ろう”は、正にこの物語の閉めに相応しい言葉だと言い切れます!

※エンディング
冒頭でもちょこっと触れましたが、エンディングはコスモカプセルの中に1人づつ映し出されるみんなの笑顔でお開きとなります(3将軍やアイン&ツヴァインは勿論表情は分かりませんが、みんな“いい顔”してる様に見えちゃうんだよな、コレが!)

そこに流れるキャスト&スタッフロールの中に、1人気になった名前が。
For 高橋永遠子ちゃん
実は、主題歌を歌われた高橋洋樹さんの、この春に亡くなられた娘さんだそうです。
もうね、それ知った時改めて泣いちゃいましたよ。
この作品に携わった人達の優しさや温かさを、本当に知らしめられた気がしました。

正義、友情、愛・・・・
本来特撮ヒーロー物の持つ魅力であった筈のそれらは、近年では正面切って唱えるのは少々時代遅れな風潮がありました。
勿論、訴えるものや辿り着く所が同じであれば、表現はどういう方向であっても構わないとは思います。
けど、この「超星艦隊セイザーX」は、そう言う特撮ヒーロー物本来の魅力を、改めて真っ向から問い直した作品だったと思うし、それが伝わったからこそ、本当に多くのファンの指示を得たんだと思います。
同時に“子供向け”である事と“子供だまし”である事はイコールではないって事も、改めて思い知らされました。
本当にいい作品を作り上げて下さったスタッフに感謝、そしてお疲れ様でした!

最後に一言
すてきな未来をみんなでつくろう!

超星艦隊セイザーX Vol.5
超星艦隊セイザーX Vol.5 [DVD]

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  • SAZER X #38[Final]

    Excerpt: 遂に迎えた最終回。3年弱、3作品、全140話続いた「超星神シリーズ」の完結編である。BGMは昨日(6/23)に発売となった本作のTVサントラ盤「超星艦隊セイザーX 音楽集(下)」です。 &nb.. Weblog: MEICHIKUえんため・ぶろぐ racked: 2006-06-27 15:22