カブト.31

仮面ライダーカブト 31
脚本:米村正二 監督:長石多可男

ここに来て漸く本筋が流れ出した感じの回でした。
今回最大のトピックスは“ひよりが実は・・・!”に尽きると思うんですが、思いの他衝撃度が薄かったのは多分受け手側がある程度このパターンが“読めちゃった”或いは“馴れちゃった”からでしょう。

例えば、ヒロインの存在自体が悲劇の根源であり、しかもそのヒロインは既に人とは言えない存在だった鏡世界の某ライダーとか、主人公を含めた主要人物の多くが敵と同種族だった携帯電話変身の某ライダーとか、あれやこれや・・・・
白倉Pは「カブト」が開始される際において、今までの作品で良いと思った所はパターンと言われようが二番煎じと言われようがどんどん投入ていくと公言してたのは知っていましたが、本当にここまで“まんま”をやるとは思わんかった(^^;
ただそれらの作品は、そこから派生するストーリー性やキャラクター達のドラマがキモだった訳で、残された話数で如何にそういったものを「カブト」ならではの独自性に昇華させられるかが勝負になるでしょうね。

では今回のポイント
※緑の羽根
麗奈の見つめる先のひよりの背中に伸びる緑の羽根。
ひよりがワームである事は最初から決まっていた事だそうで、あの羽根はオープニングや本編終了時のアイキャッチ等に象徴として使われてる物と同じ意匠を持ち、またひよりが描くイラストの妖精の羽根とも繋がっていて、ひよりがワームである事を示唆していたんだそうです。
ただ、そうなるとひよりのイラストに描かれてるもう1人の・・・多分男と思われる方の羽根の生えた妖精は誰なのかと言う謎が残る訳ですが、はてさて?

他にも機械と話が出来たり、触れただけでカブトのベルトが修復された事等、ひよりがワームである前振りはあちこちにしてあったそうなんですが、それでもこの正体バレに唐突感を感じるのは、それら数々のネタ振りが総体的に上手く機能していなかったからでしょう。

てか、正直「カブト」ってこれまで横道それ過ぎてたし・・・
色々と事情なり狙いなりがあったのは分かるんですがね(^^;

※そうか、アイツは・・・
なんだ、1人で納得するな!(笑)
ぼっちゃまワームをめぐるカブトVSガタックは謎のライダー乱入でひとまず終了。
天道君は謎のライダーに対して何か思い当たるフシがある様ですが、一説によれば劇場版を見た人は察しがつくとの事。
残念ながら私は今年は劇場版観なかったんで全く察しがつきません(←ウソつけ!)

※ハイパーゼクター
謎のライダーはハイパーカブトと言うんだそうな、ヘェ~!(←だから白々しいって!(^^;)
三島さんと麗奈の会話を聞く限りでは、ハイパーゼクターはカブトに限らずどのライダーでも適応出来そうに思えるんですが、もしそうでも画面に出てくるのはカブトだけなんでしょうね。

そして、ハイパーゼクターには恐らく時空を越える力がある。
元々マスクドライダーシステムのクロックアップ機能は、タキオン粒子の力により使用者が別の時間軸を超光速で活動するもの・・・らしいのですが、本当は光速を越えてしまうと理論的には時間を逆行してしまうそうです。
ハイパーゼクターは多分それがコントロール可能で、それが7年前の渋谷や、チラチラ物陰から覗いてはチョッカイ出してるハイパーカブトと密接に繋がってると・・・そんなところでしょうか?

※二枚の写真
ひよりの写真と天道君の写真の両方に写ってる両親らしき人達・・・
しかし、考えてみればあれがひよりの両親だと言うのはひよりの言葉からのみの情報で、天道君とひよりに血縁がある証明にはならない。
だからと言って天道君が言うみたいに“他人のそら似”って訳でもないだろうけど、本当にアレが双方、またはどちらかの両親であるとも限らない。
そのキーワードになるのが、樹花ちゃんが写真に写ってる人物に対して口にした“誰だろう?”の言葉。
あの言葉は2人の大人に対してのものだったのか、それとも真ん中に写ってる少年に対するものなのか、或いは全員に対してなのか・・・・?

あ、でも真ん中の男の子は折紙の“兜”を冠ってるからやっぱり天道君って事でいいのかな?(^^;

※客に出してみたらどうだ?
てか、今までホントに客に出してなかったのか。

・・・・・ちゅうか、天道君は“客”じゃなかったのかよ!?(やっぱ今まで全部“タダ食い”だったのか?(^^;)

※私はかけソバしか食べないわ
ひよりとは対照的に、相変わらず奇怪なソバを堂々と客に出してるぼっちゃま(しかし今回のはちょっと美味そうだったけどな(笑))

いやマテ、あんなモンに伊勢海老2尾も使ってたらコスト高すぎて商売にならんだろう!
やっぱぼっちゃまは根本的に分かってらっしゃらない(^▽^;

※じいやは知っていた
じいやが剣の正体を認識していたのは“やっぱりな”って感じでした。
サソードとしてワームと戦うのをずっと側で見ていたじいやが、ぼっちゃまがワームになるのを目撃していなかった筈はないし、スコルピオワームが神代姉弟を殺害した時点から既に全てを認識していた可能性は高いです。

それでも、あくまで変わらずに“剣ぼっちゃま”として接し、世話をしてるのはじいや自身が言う様に名門ディスカバリ家を再興する為には、例えそれが本物でなくとも剣には生きていてもらわなければならないから・・・ではあるだろうけど、その記憶や人格をそのまま引き継いでる上に自分がワームである自覚が無い今の剣は、やはりじいやにとっては“剣ぼっちゃま”以外の何者でも無いからでしょう。

それでも、やはりその正体が本物の神代姉弟を殺害した張本人である事には変りはない訳で、じいやの心情は量り知れないものがあるでしょうね。
それを隠す為の象徴があのサングラスであり、グルグル回る心の象徴が自転車の車輪なのでしょう(自転車の方はちょっと自信なし(^^;)

※人使いの荒いヤツ
要所要所でラブリーぶりを見せるカブトゼクターですが、イマイチキャラが立たないのはもったいないなぁ・・・

※それ、うどんだぞ
それはどこの料理だ!・・・・って
ぼっちゃまのラブリー指数がどんどん上がっていく(笑)

※天の道を往き、樹と花を慈しむ少女
樹花ちゃん、はたきがけ出来てません・・・・(^^;

※樹花は塾へ行ってきま~す
もしかして・・・シャレか?(^^;

※久しぶり
今回のバトルには久しぶりにゼクトルーパー(しかもノーマル)の皆さん登場。
やっぱアレか、危険な割には低収入っぽい上に、余りもに高い致死率と言う割の合わなさ故になり手がなくて、暫く頭数すら揃わなかったってところか?
幸い今回は亡くなった方はいなかった模様ですが(笑)

※俺は友情においても頂点に立つ男だ
加賀美君がぼっちゃまに真実を伝えた方がいいかどうか迷ってる内にドタバタと戦闘に入っちゃった感じですが、ここでぼっちゃまの方も加賀美君が自分と似た境遇にある事を知り、バトルの最中にガタックがサソードをサポートする様な行動に出た事(恐らく、ぼっちゃまを暴走させないための加賀美君の気遣い)に“Noblesse Oblige”を見た(勘違いした訳ですが(^^;)ぼっちゃまは加賀美君に友情を感じ
「これからは友と呼ばせてもらう」
ビミョウ~に迷惑そうな加賀美君が中々ツボですが、案外まんざらでもないのかも(笑)

このシーンのぼっちゃまがやたら愛らしくて、加賀美君でなくともあの笑顔見てたらコイツに本当の事なんて言えない気分にはなります。
本当に予想外に“いいキャラ”に育っちゃったぼっちゃまですが、そうであればある程この先彼を待てるであろう運命が悲しいものであって欲しくないなと思っちゃいますね。

※非情に徹する男、非情になれない男
相手がワームであれば非情に徹して倒すと言う天道君。
以前の若林医師の時や、今回の作業員の(人間の)姿で必死に命乞いするワームに躊躇わずにライダーキックを打ち込むのは、天道君のその決意が動じない事を表してる訳です。

それに対し、ぼっちゃまやマコト君の件を見ても、ワームに対して非情に徹し切れない加賀美君との対比が描かれる訳ですが、加賀美君とてそのワーム自体が擬態した人間の“仇”である事、どれだけ元の人間の記憶や人格を持っていてもそれは決して本人ではない事は、理屈では多分理解してる筈。
それでもイザと言う時に非情になれない“甘さ”は、天道君の言う通り命取りになり兼ねない。

でも加賀美訓のその“甘さ”の根底には、やはり“大切な人”である弟の件があるのは言うまでもない事。
今回は天道君も“その部分”を揺さぶられる訳ですから、ここは2人のこれからの転機を暗示してるシーンなのかも知れません。

※お前はワームだ
トンネルの中で衝撃の言葉をひよりに告げる麗奈。
このシーン見るとどうやらひよりも自分がワームである事実に気づいていない、或いはその自覚が無かった模様です。
自分がワームである自覚を持たないまま人間社会で暮らしているワーム・・・
ぼっちゃまの登場は、ひょっとしたらひよりの真実が明かされる時のクッション的な意味もあったのかも知れませんね。

しかし、ぼっちゃまもひよりもワームである自覚がないばかりか“最も重要な時”の記憶が曖昧なのも共通しています。
2人とも擬態した際にオリジナルの死に際の記憶や感情が強すぎてワームとしての意識を封じ込めてしまったのかも知れないけれど、もしかしたら別の可能性もあるかも知れませんね。
麗奈の存在を見ても、少なくともワームの中に“特別な種類”はいると考えてよさそうです

※地下の男
三島さん、異常に嬉しそうに“いたぶって”ます(^^;
この男をハイパーゼクターの検体にする云々と言ってますが、ここは次回を待った方がよさそうですね。

※緑の石、輝く時・・・
麗奈の企てにより、無数のワーム達に取り囲まれたひよりが“形見”の緑の石を握りしめた時、石が眩い光を放ちその光に包まれたひよりは、カブトとガタックの目の前でワームの姿に・・・・

加賀美君=ガタックは勿論ですが、この時のカブトの動揺ぶりを見る限り、天道君もひよりの真実は知らなかったと見受けられます。
どんな事をしても守ると言った相手と、誰であろうと非情に徹して倒すと言った相手が同一の存在だった時、天道総司はどう決断を下すのか!?

※スーパーヒーロータイム
嗚呼、チーフのキャラが増々崩れていく・・・(笑)

仮面ライダーカブト ライダーヒーローシリーズK13 仮面ライダーカブト (ハイパーフォームクロックアップモード)
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