メビウス.40話

ウルトラマンメビウス
第40話「ひとりの楽園」脚本:朱川湊人 監督:小中和哉

スンマセン、今週前半ちょっと体調不良だった事と「カブト」の最終回の感想に手間取ったので、「メビウス」「ボウケン」の感想はちょっと簡略バージョンになりますので、御容赦を(^^;

前回が結構快作だった分、今回は同じスタッフなのにどうも消化不良な感じが残る回だったってのが正直な気持。
描こうとしているテーマはとても良いんですが、“何故そこでもう一歩踏み込んで描かないんだ!”って思っちゃうのは「怪獣使いの遺産」と同じ印象。
もし、今後も朱川氏が本業以外に脚本と言うジャンルの仕事を続けるなら、この辺りが課題かも知れませんね。

>何この人、キモ~イ
なんて言われ様だ、ミライ君・・・
いやまぁ、確かに幾ら休みの日に何もやる事が無いからって(この時点で既に寂しい(^^;)見ず知らずの女子高生捕まえてイキナリ説教こいたらそらキモがられるわな(^▽^;
それにしたって女子高生に“変質者呼ばわり”されたウルトラマンなんてミライ君が初めてだろうな(笑)

>人間はみんな独りになるのが恐い
メロンパン売りのおっちゃんのこの言葉こそ今回のテーマ。
ナオコちゃんが“あんな連中”と付き合ってるのは、家に帰ってもひとりぼっちと言う環境から来る淋しさ故で、本当は彼女自身も“あいつら”が友達なんて呼べる存在じゃないのは気づいてるけど、それを認める事は自分がひとりぼっちなんだって事を認める・・・それが恐いからなんですね。

ストーリー上では描かれてませんでしたが、画面から受ける印象だと多分ナオコちゃんは母子家庭と思われます。
親は自分の為に、家計の為に、一生懸命働いてるのをちゃんと理解してるし、それを自分なりに受け止めようとしている、とても“出来た娘”の様です。
これが彼女がむしろ“分からんちんな娘”なら逆に救われたかも知れませんが、そういう“出来た娘”だからこそより孤独になり、友達を求めてあんな連中に騙され続けてしまう・・・

私も母子家庭だったんで、彼女の置かれてる状況だとか、気持は分かる気がします。
いやまぁ、私の場合は幸か不幸かああいうタチの悪い連中との付き合いは無かったし、高校行ってからは“同じシュミ”持った悪友(ホントに悪友だ!(^^;)が出来たし、それ以前に私自身どっちかと言うと上ヅラの煩わしい付き合いする位なら1人でいた方が好きな人間なんで(暗い?(^^;)ああいう孤独に苛まれるって事はあんまり無かったのは幸せだったとは思いますがね。

>謎の植物怪人
「ウルトラマンネクサス」のイラストレーター役だった田中伸彦君演ずる植物怪人ソリチュラン。
イラストレーターは一見怪しいヤツ(一時はアンノウンハンドの正体と疑われた)と思わせておいて実は違った訳だけど、今度は怪しいヤツと思わせておいて本当に怪しいヤツだったと言う(笑)
あの話の流れだと、ケガを治療してくれたナオコちゃんに絆されて最後は心を入れ替えるのかと思ったけど、最後まで悪いヤツだったってのはむしろ潔い位で、この辺りに結構容赦しないのが円谷作品のカラーとも言えますね。

ソリチュランの言う“人間は1人1人がバラバラの心を持っているから寂しい、ひとつの心をみんなで使えば寂しくない”ってのは、結局のところ1人の意志に統括管理された世界なら争い事は起きないって言う意味では、奇しくも「カブト」の根岸と同じ理念なんですよね(だから“見た目”は随分と違うけどさ!(^^;)
1人1人の人格や個性を否定した独裁体制と言うだけなら悪側の理念としては結構オーソドックスなものなんですが、“人間の寂しい心”に付け込んでくる辺りはより悪質で、むしろ怪しいカルト宗教みたいです(^^;
悪徳商法とかフィッシング詐欺、インターネットの怪しい出会い系や危ないアングラ系サイト、悪意に溢れた掲示板等々にハマっちゃうのも概ねこういうヒトの哀しい心理が関係してると思うのですが、そういうものに対する警鐘みたいなものも今回は含んでるのか?

それは兎も角GUYSの諸君、怪しい植物怪人の事を“都市伝説”で片付けようとするとはどう言う事か?
今までそのテの事件を専門に扱ってきたのが君らの仕事じゃなかったのか!?(^^;

・・・・あ、それと植物人間に襲われた女の人助けた時のミライ君、ぜってーお前あの人の“スカートの中”見ただろう!(くそー、羨ましい!)

>ソリチュラVSメビウス
ソリチュランが怪獣化したソリチュラはなんだかこれも「ネクサス」のペドレオンみたいだな(あの女の人のスカートの中味とペドレオンをかけてる・・・なんてのはさすがに考え過ぎか!?(^^;)
ちょっと本編に時間割いちゃった分バトルは短かめだったけど、短いなら短いなりにもう少し“見せ場”があっても良かったと思うんですが、今回はこのバトルも含めて総体的にちょっとクライマックス以降の詰めが甘い気がしましたね。

>きっと寂しい事も悲しい事も、みんな大切なんです
ソリチュラスに囚われたままの方が幸せだったと言うあの“寂しい人達”の気持も分からなくはありませんが、所詮はそれは現実逃避に過ぎないんですよね。
それに対してのナオコちゃんの言葉がこれで、ここがこの回の最も大切なキーワード、ではあるんですが、如何せん・・・
ナオコちゃん自身がその気持に至るまでの心の変化とか、あの囚われの人達の“寂しい理由”とかがちゃんと描かれていないから、どうにも言葉だけの綺麗事に聴こえちゃうんですよね(^^;
限られた時間の中でそれらを全て盛り込むのは難しいとは思うけど、その点ではやはり専門の脚本家さんは上手く処理されてる事も多いので、冒頭にも書いた様にここが今後の朱川氏の課題でしょうね。

さて、次回は「ウルトラマン先生」登場。
実は結構楽しみだったり(あと約5時間後ですが(^^;)

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