メビウス.42話

ウルトラマンメビウス
第42話「旧友の来訪」脚本:谷崎あきら 監督:佐野智樹

タケナカ最高総議長役(因みにこれは“あの”タケナカさんだぞ!)で佐原健二氏が登場したり、レッドキングとゴモラが登場したりと、第1期ウルトラファンのおぢさん、おばさんは涙がチョチョきれる回だったぞ!!(←って、それじゃ佐原健二とレッドキングが同じ扱いみたいじゃねーか(^^;)

で、今回の一番のハイライトは今回はサコミズ隊長の秘密(の、一部?)が明らかになった事ですが、噂されていた“あの事”は否定された・・・と、思わせておいてまだ何か裏がありそうな余韻があったりと、中々“引張る”ますなぁ( ̄ー ̄)

そんな訳で、今回も色々“てんこ盛り”な「メビウス」です!(^-^)

>ゴモラ出現
レッドキング共々、着ぐるみ自体は「ウルトラマンマックス」の時の使い回しと思いますが、どっちも造形的にはオリジナルのイメージに近い物だから良しとしましょう。
何よりも、出現ポイントが“ジョンスン島”だったり“多々良島”だったりする辺りだけでもおぢさんファン的にはOK、みたいな(笑)
私らの世代の、特に男ファンには多分共通した感覚だと思うんですが、やっぱゴモラやレッドキングみたいな頭から尻尾の先まで正しく“怪獣怪獣”した様なタイプの怪獣は理屈抜きの問答無用で大好きなんですな!
もう、とにかくひたすら“暴れまわる”姿が堪えられんと!(^^)
やっぱ、初期のウルトラ怪獣はわしら完全にDNAに擦り込まれてます(笑)

出現したもののすぐに消えてしまったゴモラ、まぁコレは後で理由は分かるんですが、リュウさんの“もしまた日本に来やがったら云々”は言い掛かりで、あの時ゴモラは人間の“身勝手”で連れて来られた訳で、好きで日本に来たんじゃありません!
リュウさんはゴモラに謝れ!!(とか、テッペイ君に言ってもらいたかった(笑))

>突然の来訪
何の前振りも無しで突然来訪した“GUYS最高総議長・タケナカ”さん。
このタケナカさんは、言わずと知れた「ウルトラセブン」の地球防衛軍タケナカ参謀その人で、しっかり佐原健二さんが演じておられます。
しかし、一介の民間航空会社のパイロットだった人が凄い大出世だな!(ビミョーに違)
「メビウス」はホントにこういうサプライズの連続で、ファンとしては“ニヤニヤ”が絶えないですな!(^^)
タケナカさんが“お供”を連れて歩いてくるGUYS基地の廊下は「ネクサス」でもTILT基地の廊下として使ってた場所の様ですが、あそこでああいう“出立ち”でやってきた所に何故か「ウルQ」のOPタイトルのBGMが被るとなんか妙に“恐い”です(^^;

最高責任者のイキナリの来訪に慌てふためくGUYSの面々。
イチイチ突っ込みませんが、この時の1人1人の行動が面白すぎてかなり笑えます(^▽^)
けど一番笑えるのは、やっぱり“リム”に頭の上に乗られた時のタケナカさんの反応ではないかと(笑)

タケナカさんが1人づつGUYS隊員達を見てまわるシーンで、ミライ君をより長く見つめていたのは、多分タケナカさんもミライの秘密を認識してるからなんでしょうね。
しかしそうなると、この秘密を有一知らされてないトリピーとマルさんがちょっと気の毒な気もする(トップ職なのに・・・(^^;)

で、“よう、サコッチ”に繋がる訳ですが・・・(笑)

>サコミズ隊長の秘密
特別応接室の中の歴代防衛隊のエンブレムもさる事ながら、ズラリとならんだ戦闘機達の模型に“立体物好き”の神経を刺激されたのは私だけじゃないはずだ!(^^;

色々と語られたサコミズ隊長の秘密ですが、一番大きいのは年齢を40前後もサバ読んでやがった事ですか(笑)
・・・なんて言い方はさすがにあんまりなんで(・・・(^^;)ちょっと纏めてみましょう

●人類初のアストロノーツ
本来はタケナカさんと同い年であり、ムラマツキャップと同年代。
元々は科特隊の極東支部を任される筈だったものを(多分その頃の自分よりも)指揮官として優秀だったムラマツキャップや、当時既に地球に来ていた初代ウルトラマンに任せて、本来自分がやりたかった事、自分の力を発揮出来る場所を求めて宇宙への旅に出たと。
実はこれと似た行動をとった人がつい最近「メビウス」の中にも登場しています。
賢明な方ならお判りでしょうが、“オーシャンの勇魚”さんは正にこういう行動に出た人で、そう言えばこの2人、なんとなく似たタイプの人ですね(^^)

この辺り、明治維新に尽力しながらも維新が成った後の政府は桂小五郎や西郷隆盛と言った自分より政治に向いてる同胞達に任せ、自分は船に乗って世界相手に貿易がしたいと望んだと伝えられる坂本竜馬チックな思考かなと勝手に解釈(竜馬はその夢が実現する前に暗殺された訳ですが)
そう考えると、地球に“おいてけぼり”を食って恨んじゃったカタチのタケナカさんは、差し詰め西郷どんってところか?(スンマセン、妙に偏った例えで(^^;)

●特殊相対性理論
うわ、こう漢字で書くとエライ仰々しいな!(^^;
亜光速試験船“イザナミ”(やっぱ“伊邪那美尊”から来てる?)で宇宙を旅する間、地球とは時間の流れの異なる船内の1年は地球での5年にも10年にもなってしまう。
その為、サコミズ隊長の実年齢と地球上(戸籍上?)の年齢には実に40年もの開き出来てしまった。
サコミズ隊長が地球を離れてる間が「メビウス」の物語内でいう所の“怪獣頻出期”(つまり「セブン」~「80」までの期間)であり、その間の出来事は亜光速航行中のイザナミには通信が届かない為、サコミズ隊長は地球防衛に携わる事が出来ず、それがタケナカさんの“恨んだぞ”に繋がると。

SFでは結構ポピュラーな“ウラシマ効果”ですが、特撮ヒーロー物でこれだけ正面切って物語に反映されたのは珍しい・・・と、言うか、ひょっとしたら「メビウス」が初かな?
ここらはやっぱ元来からSF性の高いものを目指してる円谷プロらしい展開と言えるかも知れませんね。
この会話の時の水槽の中の“亀”はその“浦島太郎の亀”を暗示してる訳ですが、中々効果的な演出として生きていますね。

●ゾフィーとの出逢い
宇宙を気楽に(?)旅していたサコミズ隊長が地球ヘの帰還を決意する事になった出来事が、宇宙で出会した膨大な数の地球を狙う侵略宇宙船と、それをたった1発の攻撃(M87光線ね(^^))で一掃してしまった1人のウルトラマン・・・“ゾフィー”との出逢いだった。
サコミズ隊長も“宇宙ビートル”(!)でなんとか円盤を打ち落とそうとするものの、到底その力には及ばない・・・

自分達が(地球人達が)気づかない所で、気づかない内に外敵から狙われていた事、更に強大な力を持った存在からそれらの攻撃から“護ってもらっていた事”、何よりもそれに気付きもしないで“たかが亜光速を越える程度”の船に乗って宇宙進出なんていい気になってた自分らの非力ぶりを思い知らされちゃったから・・・なんでしょう。

これって、ちょっと仕事が出来る様になったからっていい気になってたら実は知らない所で上司や先輩にむっちゃフォローしてもらってたとか、一人前のつもりでいたのに本当は親に物凄く助けてもらってた事に気づいてなかった、みたいなのに似てますね。
そういう時って、返し切れない感謝の気持と同時に、それを知らなかった事に対する自分のアホさ加減への落胆とか、自分の力が及ばなかった悔しさとかも勿論あるけど、むしろその人に対して“申し訳ない”とか“合わす顔がない”って気持の方が大きいですよね。

だからこそ、出来うる限り相手に近付き、肩を並べ、何時かは乗り越えようとする事が、本当の意味で受けた恩を返す事になる。
サコミズ隊長が宇宙から帰還して、怪獣擯出期を過ぎた地球でGUYSの設立に尽力をつくしたのは、真の意味で自分達が“一人立ち”する為でもあったんですね。

●で、結局“あの件”はどうなった?
この話の流れだと、以前から真しやかに囁かれてた“サコミズ隊長=ゾフィー説”はやんわりと否定された感じですが、ただあのゾフィーとの会話の後がどうなったかって部分は描かれてませんので、まだこの説は完全に無くなった訳じゃない・・・かな?(^^;

ちゅうか、むしろ“サコミズ隊長=GUYS総官説”がより濃厚になった感じ。
そのヒントになるのがラストで隊長がタケナカさんに語った“だから俺はここに居る”って言葉で、つまり本来は総官としてタケナカさん達と共にGUYS最高上層部の人間として働くべしだけど、ああやって敢えて“現場”の仕事に就く事が、自分の望んだ目的に直接近づく事になるし、同時にそれはタケナカさん達と共に歩めなかった40年と言う時間を埋める事にもなるから・・・なんじゃないでしょうか?

嗚呼、軽く纏めるつもりがエライ長々書いてしまった・・・(^^;
こんなんだから原稿書くの遅くなる上に更新遅れるんだよな・・・・_| ̄|○

>お前にこれを預ける
タケナカさんがサコミズ隊長に預けた物・・・
パッと見ぃはなんか銭湯の下駄箱の鍵みたいですが、あんなに厳重にケースに入れてある所を見れば少なくとも銭湯の鍵では無さそうです(←当たり前だ!)
なんか、今後の展開に関係ありそうなアイテムなので、ちょっと記憶に留めておきましょう。

>レッドキング出現
オリジナル通り多々良島に出現ってのは嬉しいけど、だったらチャンドラーやマグラやスフランやらピグモンも出せよと言いたくなるのはおやぢ怪獣ファンの人情ってもの(いや、無理なのは分かって言ってる訳で(^^;)
それよりも、なにげに気になったのは隊長の“人里に入らせる訳にはいかない”って言葉で、つまりあれから多々良島は人里が出来る程に“開発”が進んだって事なんでしょうか?
差し詰め、都会から離れたリゾート地にお金持ちの別荘地帯が並んでる様なイメージかな?
私ら世代ならあんな“恐ろしい所”に住む気にはなれませんが(笑)

力も運動能力も、過去の個体よりも格段にパワーアップしてるらしいレッドキング、その秘密はこの後に明らかになりますが、あのどうしようもない“頭の悪さ”だけは補正されなかったらしく、相変わらず極端な気の短さとアホ丸出しの行動で私らを和ませてくれます(笑)
いいよ、それでこそレッドキングだ!!

>いや、よくやっている
GUYSのメンバーの戦いぶりを見たタケナカ総議長の言葉。
1年足らずの間にシロウト集団だった現メンバーの著しい成長ぶりは“彼らがとても良いチームである事”の証でもあり、それがサコミズ隊長が“ここに居る事の理由”にも繋がり、それに説得力を持たせる事にもなってるんですね。

>ゴモラ、再び出現
メビウス登場でレッドキング撃破・・・と思いきや、なんとレッドキングがゴモラに化けた・・・!?(゜○。)?(。▽゜)?
これはゴモラやレッドキングに捕り憑いてた“黒い煙”みたいな生物(OPタイトルによると“ガディバ”というらしい)がその正体だったためで、捕り憑いた相手を自分に補り込んで同化しちゃう(つまり本物のレッドキングやゴモラは既にヤツに喰われてた)らしく、オリジナルよりもパワーアップしていたのはその為だったらしいです。
しかし、どうやら“知能”までは補正出来ないらしいのは先のレッドキングで証明済みと言う・・・(^^;

そういう意味で、とにかく本能のままに力技で暴れまわると言う点ではやはり純粋にオリジナルを受け継いでるゴモラに初代ウルトラマン同様苦戦を強いられるメビウス。
そこでメテオール解禁のGUYSの徹底的な援護攻撃から、バーニングブレイブにチェンジしたメビウスとの同時攻撃でゴモラ撃破って流れはいい感じでした(^^)

>謎の男
清水紘治演ずる黒づくめの謎の男。
清水さんが演じてるだけでも怪しさ満点なのに、ブラック指令かタイタニアンかと言う出立ちはその怪しさを出鱈目なまでに増幅させています(^^;
“空間がガラスの様に割れて”赤い異空間に入っていく謎の男、更に地面に映し出されたあの影は?

で、次回予告で“アレ”な訳ですが、くゎあ~、引張るなぁ「メビウス」!(^^)

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