ウルトラマンメビウス.第47話

ウルトラマンメビウス
第47話「メフィラスの遊戯」脚本:小林雄次 監督:アベユーイチ

四天王の大取りとして登場したメフィラス星人。
実はこのメフィラスさん、設定上は「ウルトラマン」に登場した人とは別人らしいという事が、今回の脚本を書かれた小林雄次さんのブログ内に明かされてますが、それでも私ら古いファンの中では(例えそれが脳内補完と言われても)アレはやっぱり初代ウルトラマンとメフィラス星人の40年ぶりの再戦以外のなにものでもありません!(^^)

そんなメフィラスとの対決とか、決して断たれる事のなかったGUYSの仲間達の絆とか、ミライ君のうるうる涙とか(・・・(^▽^;)
今回も「メビウス」は熱かったです!

>丘に立つ男
タイトルの直後、初っ端のカットから登場のハヤタさん。
そりゃさすがに黒部進さんは歳くったとは思うけど(御歳六十七歳!)やっぱ“ハヤタとして”登場してる時はカッコイイ!

「メビウス」に登場するウルトラ兄弟に共通して言える事だけど、人間の姿の時は無理に“当事の○○隊員”を演じるんじゃなく、年輪を経て円熟した○○さんを演じてるところが、逆に渋味になってて好感が持てるんですよね!
それでいて変身すれば、昔と同じ・・・ちゅうか、昔以上に空中戦を縦横無尽にこなす位にパワーアップしてたりするが、またいいと!(笑)

だからこそ後半、特に大きな行動を起こす訳でもなく、ただベータカプセルを点火するだけのハヤタの姿に、身体の中を訳もなく“ワクワクのニキニキ”(笑)が駆け巡るんですな(特にわしら、リアルタイム直撃世代は!(^^;)

>黒衣の子供達
お前は最も信頼するGUYSの仲間の手にとって倒される・・・
メフィラスの見せた不吉な夢から目覚めた時、世界はなにかが変わっていた!・・・と、まぁそれは構わないんですが、やってる事はかなり外道なメフィラスさんなのに、キッチリ自分がヒ-ローに成り代わってる辺りに妙な“可愛らしさ”を感じちゃうのは何故だ!?(^^;
バンダイのメビウスのソフビ人形を黒衣の子供達がよってたかってメフィラスのソフビ人形で袋にするところは正直吹いたぞ!(笑)

この冒頭シ-ンから、出てくる人間がGUYSの制服を除けば全て“黒づくめ”で、GUYSの仲間も、ミライ君に貰った“お守り”が黒一色になってるって辺りがここが“メフィラス世界”であるひとつのキーワードになってるみたいです。
つまり、“メフィラスの黒”ってことですか?(分かり易いぞ、メフィラス(^^;)

気になったのは、回想シーンでミライが休暇をもらってみんなから送られる時、隊長やミサキさんは確かに居たのに、今回はその後一切出てきませんが、なにかそこに意味があったのか?
メフィラスの円盤から発せられる力とやらがどの程度の範囲に効果があるのか、また人々の記憶がいつどう言うカタチで入れ替えられたか、ミライ君自身がいつ罠に落ちのたかも不明。
イチイチ事詳細に語る必要は無いと思いますが、その辺りはもうほんの少しだけでもフォローしておけば良かったかなとは思います。

>悪質宇宙人
メフィラスのたくらみを察知し、円盤内に出現したウルトラマン(多分この時は実態では無く、意識のみ飛ばした模様)
しかし、あくまで自分とメビウスとの1対1の勝負だと言いながら、キッチリ子供を盾にしてる卑怯ぶりや、自分の手を汚さずに事を成そうとする作戦内容の外道っぷり。
紳士的な態度の裏に見え隠れする短気っぷりに若干の自意識過剰(笑)
それでもあくまで人間の心に挑戦すると言う自らの“美学”にこだわる哲学者気質とか、何よりも加藤清三さんによる“一徹声”とか、これだけ揃えられて“初代とは別人”って言われてもなんか合点がいきません!(いや、マンダリン草がどうしたこうしたとかいう人とは確かに別人だと思うけど(笑))

ああそうか、別人だって言ってる時点で既に罠なんんだな!(え

ま、どちらにせよ“悪質宇宙人”の肩書きは増々健在ってのは間違いない様で・・・

>ヒーローメフィラス、侵略者メビウス
“この世界”では人々のメフィラスとメビウスの記憶が置き換えられてしまっている・・・
多分、それをメビウスに知らしめるためにわざわざグロマイトを登場させ、それを出撃したGUYSの前で自ら倒してみせ、更にメビウスを攻撃する様にGUYSに差し向けると言う自作自演を演じてみせるメフィさん・・・って、結構気持よさそうにヒーローやってる姿になにか“うぷぷ”なものがこみ上げて・・・(笑)

しかしそのGUYSの攻撃により左腕を負傷させられた事は、メビウス=ミライ君にとって、傷の痛みよりも精神的ショックが大きかった筈。
しかもそれこそがメフィさんの一番の狙いな訳で、やっぱその“悪質ぶり”は他の四天王達とは一線を成していて、数話前のヤプールが可愛く思える程です(^^;
もし仮に、ヤプールがヒルカワに行った行為をメフィラスがやってたら・・・と、ちょと思ったんですが、逆にメフィさんだったらあんな“小者”を相手にするのは自分の美学に反するからやらないかも知れない。
いいなぁ、この“大物悪役”ぶり!(^^)

>君、ダレ?
テッペイ君の大学に現れたミライ君。
なんでリュウさんじゃなくてテッペイ君のところなのか色々考えたんですが、単純にテッペイ君が大学行く日知ってたんで捕まえ易かったって事でいいんじゃないかな?
テッペイ君なら円盤の事をちゃんと調べられるからって辺りも確かに頭にあるとは思うけど、恐らくそれは結果論・・・と言うか、それが目的で訪ねた訳じゃない。
ミライ君が最初からそう言う事を計算ずくで行える様な器用さを持ち合わせてるなら、多分“あの涙”には繋がらないですよ(^^;

ちゅうか、あのままノコノコ基地に帰って闇雲にリュウさん捕まえたりしたら、それこそこっちの話し聞く前に撃ってきそうだとか、その辺はむしろミライくんだからこそ十分理解してたとも考えられるし(笑)

ここで、先の戦闘で負わされた傷が逆に一条の光が差す切っ掛けになる訳で、傷ついた人を放っておけない医者の卵であるテッペイの心が、メフィラスの力は人間の本質までも変える力は無い事の証明にもなる訳です。
尤も、あくまでも人間の方から自発的に自分の思惑に嵌まって行く様に仕向けて行くのが“メフィラスの遊戯”の真意な様なので、敢えて完全な洗脳を行わなかった可能性は大きいですけどね(^^;
そういった“駆け引き”の上に今回の結末がある辺りに、メフィラス自ら“ゲーム”と称する今回の物語の構造の面白さがあり、その結果に“意味”が生まれるんですな。

>ミライの涙
指令室の中で、メフィラスの円盤から発せられる力が人間の脳に影響を与えてるのを突き止めるテッペイ君。
この事でミライ君の言葉が真実かも知れないと思い始める訳ですが、それはテッペイ君が自分の解析オペレーションに自信を持ってるからであって、まだ本心からミライ君の言葉を信じれないでいる。
その混乱が、取り敢えずみんなが入ってきた時に匿うって行動になる訳ですな。

しかし、メフィラスの記憶の改変によりあくまでメビウスを“侵略者”と呼び、メフィラスを“共に戦ってきた仲間”と信じ、メビウス打倒を唱いあげる仲間達の姿にいたたまれなくなって、自ら姿を現わし、自分がメビウスだ、ミライだ、忘れたのかと必死で訴える・・・
それでも信じて貰えずに銃を向けられたばかりか、自分達の絆の証であった“ファイヤーシンボル”さえ忘れ去られてしまってる・・・

このあまりの状況に、思わず感極まって流してしまったのが“あの涙”な訳ですが、ここでポイントになるのはメフィラスがみんなの人格はそのままに記憶だけを摺り替えてるところ。
ミライ君は自分が信じてもらえない事や忘れられた事そのものが悲しいのではなく、いつもと変わらないみんなに自分の声が、訴えが届かない事、絆が断たれてしまった事が悲しくて堪らなくて、それで思わず流れてしまったのがあの涙だったのでしょう。
そんなミライ君の“思い”の込められた涙だったからこそ、みんなの心を目覚めさせる切っ掛けになる訳です。

とまぁ、それはいいんですが、リュウさんがトライガーショットを向けてるカットの後ろに映ってる、テッペイ君の席の棚のソフビ人形、いつもならウルトラ兄弟の物が並んでるのが全部メフィラスさんになってて、緊迫したシ-ンの筈なのに思わず爆笑してしまいました(なんでそんな妙なところで細かいんだ、メフィラス!(((^▽^))))
するとあれか、あの世界では“メフィラスセブン”とか“帰ってきたメフィラス”とか“メフィラスエース”とかが存在するって事か!?
きっと“メフィラスタロウ”はマンダリン草で地球の平和を守ったに違いない!

>あの日の事・・・ファイヤーシンボルのお守り
半ば逃げる様なカタチで飛び出した、ミライとテッペイを乗せたガンウィンガーと、それを追うみんなを乗せたガンブースターとガンローダー(コノミちゃんまで乗ってるのはやっぱ“クセになっちゃった”からか?(笑))
GUYSの仲間達に、ミライの後部席のテッペイにも、メフィラスのミライ抹殺の声が響く・・・
しかし、ミライの流した涙が“引っ掛かり”となり、心の中の釈然としないものを拭えないみんなは攻撃出来ない・・・(それでも一回は撃っちゃう辺りが逆にミソなんだけどね(^▽^;)

そしてガンウィンガーのコックピットの中で、ミライ君の必死の声がやっとテッペイに届き、ミライ君が“あの日くれたお守り”に“ファイヤーシンボル”が甦り、遂にメフィラスの呪縛を振払う!
真っ黒に塗られたお守りにファイヤーシンボルが浮かび上がるシーンは中々感動的なんですが、実は今回このシ-ンに到るまで、メフィラス自身の発する音を中心に無気味な効果音しか流れておらず、このシーンで漸くBGMが流れ出すんですね(それもGUYSのメインテーマ!)
それはメフィラスによって構築された嘘の記憶、嘘の世界が打破された事を演出するのにとても効果があったと思うし、こういう“音”の部分が如何に映像作品にとって重要かという証ともいえます。

記憶の甦ったテッペイが他のみんなに必死で訴えた事で、増々メフィラスの声がとどかなくなるGUYSに、遂にブチ切れて自ら攻撃を仕掛けてしまうメフィラス。
その攻撃からみんなを守るために変身し、身体を盾にして防いだ事が、みんなの中に“あの時”の事を甦らせる。
ミライの正体がみんなの知るところとなったあの日・・・
それでもみんながそれを受け入れ、これからも一緒に戦って行く事を誓ったあの日・・・
ミライ君がみんなに送った“ファイヤーシンボル”の描かれたお守りが、人間と宇宙人の垣根を越えた“絆”の証となった、あの日の事を・・・

そして、そのみんなのお守りにファイヤーシンボルが再び浮かび上がり、本当の記憶を取り戻したみんなのミライを思う気持が届いた時、バーニングブレイブとなるメビウスの姿・・・
と、ここは言ってみれば第30話「約束の炎」が大きく絡んでくる部分なんですが、尺の関係があるから仕方ないとは言え、ここらのプロセスは端折らないでもうほんの少し、丁寧に描いて欲しかったのは正直なところ(ある意味今回の一番のキモだしね)

ま、この肝心の土壇場で“何をやっとるんだぁあ!”って堪え性が効かなくなっちゃう辺りもまたメフィラスさんらしくて笑えちゃうところではありますが(笑)

>ウルトラマンだぁあ!
3機合体したガンフェニックスストライカーによって円盤を破壊され、メフィラスとの直接対決となった時、満を期してベータカプセルを点火するハヤタ!(キャ~~!(^o^))
巨大化のシーンは一応オリジナルのバンクを使ってはいるけども、段階的に入る画面いっぱいの白いストロボは加工されてしまってます。
理由は例の“ポケモンショック”らしいですが、まぁこういう問題は何もしないでいいとは言わないけど、あんまり神経質になっちゃうのもどうかと思うんですけどねぇ(現にCSの放送やソフト化されてるオリジナルはそのままな訳だし(^^;)

登場したウルトラマンの勇姿に満面の笑顔で“ウルトラマンだぁあ!”って嬉しがるテッペイ君の姿は例によっておやぢ&おばはん世代の気持の代弁なのは言うまでもなし(笑)
そして、オリジナル当時は考えられなかった様な“ド派手”な空中戦を繰り広げる訳ですが、まぁCGでビュンビュン飛び回る初代マンやメフィラスも悪くはないし、空中を縦横無尽に動きまくる八つ裂き光輪はある種の感動すらあったけれど、やっぱ出来れば地上で格闘戦やってほしかったな。
地上に降りた後メフィラスの光線を胸を、大きく張って受けてみせる“ネロンガ戦”を彷佛させる姿がやっぱ一番カッコ良かったよ!

一応今回の初代マンは、世に言う“Cタイプ”の着ぐるみを比較的よく再現してたとは思います。
しかし“キャラクターとしての初代ウルトラマン”がこれほどまでに鮮烈に後世に残っているのは、デザインや造形も然る事ながら、やはり演じた“古谷敏”さんの存在が大きかったんだなと、改めて思いました。
あのちょっと人間離れした(正に宇宙人の様な)プロポーションは勿論の事、しなやかでどこか“なまめかしさ”のある独特の動きとか、奥底に漂う妙な人間臭さとか、諸々、諸々・・・
スタイルのいい人は今でも沢山おられますが、演技に関しては本人の天賦によるものが大きく、他人がヘンにマネをしようとしても却って滑稽に見えちゃう。
私の知る限り、古谷さんに匹敵するプロポーションと演技力を兼ね備えたウルトラマンのスーアクさんと言えば、平成ウルトラ3部作でその名を征した“権藤俊輔”さん位しか思い当たらない。
そう考えると、やっぱ古谷敏さんは偉大だったんだと思っちゃいますよ(^^;

いかん、やっぱ初代やセブンに関して語りだすと際限無くなるんで、一応この辺で(^^;

>いつの日か、必ず・・・
自分が手を汚さずにメビウスと人間達の絆を断ち、人間の手でメビウスを葬らせる事で人間の心を手中に収めようとしたのが今回のメフィラスの作戦。
そうであるならば、ウルトラマンが指摘した様にメフィラス自身が(堪え性が効かなくなって(笑))自分でGUYSに攻撃仕掛けた時点で“GAME OVER”しちゃってたんですな。

自分の負けをあっさりと認め、それでもいつの日か必ず(人間の心に挑戦するため)再びやってくる事を宣言して消えて行くメフィラス・・・
ウルトラマンとのやりとりを含め、ここは正に「禁じられた言葉」再現であり、勝負は再びお預けとなった・・・と、ここまでは私らオールドファンにとっては鳥肌ものなシーンだったんですけどね・・・(^^;

>君たちなら、必ず・・・
ウルトラマンの言葉から、どうやら地球に残っていたウルトラ兄弟達はまもなくM78星雲に帰還する模様。
そうなると最終決戦には兄弟達は参戦しない可能性もある訳ですが、メビウスとGUYSの仲間がいれば、その深い絆が確かなものであるのが証明された今であれば、必ず地球を守り抜く事ができる。
木陰から見守るハヤタがそう信じてると呟き、見守る目の温かさにはちょっと癒されるものすら感じます(^^)

ここで、ジョージョやコノミちゃんに続いてテッペイ君が“気配”を感じるのは、やはりラストの展開の伏線になってるのでしょうね。

>泣かせちゃってゴメンなさい
みんなに囲まれ漸く一安心なミライ君ですが、泣き虫のコノミちゃんに“泣かせちゃってゴメンなさい”って言われちゃうとは(笑)
リュウさんにガッツリ抱き締められて(・・・(^^;)“イテテテ”なミライ君、これってやっぱ“前々回”の仕返しされちゃったって事かしらん?(^^;

>皇帝出現
宇宙空間から地球を見つめていたメフィラスを襲う謎の光線、その主は四天王達を束ねていたと言う“皇帝”と呼ばれる存在。
メフィラスすら“駒”に過ぎなかったと言う、いよいよラスボス登場な訳ですが、それ以上にメフィラスさんがえらいあっけなく最期を迎えちゃったのはちょっとショックでした。

まぁメフィさんの事だから、案外上手く逃げ延びて次の機会を狙ってるかも知れませんがね。

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