土、日特撮.10月最終週

気がつけば10月ももう最終週ですが、今年はこの時期になってもまだ秋らしい気候にならないために実感できません。
と、イキナリ特撮とは無関係な出だしで誤魔化してみる(^^;

ウルトラマンメビウス
第30話「約束の炎」脚本:赤星政尚 監督:佐野智樹

取り敢えず“あの状況”で死ななかったばかりか、みるみるケガが回復してるリュウさんの驚異的な回復力に突っ込んでみる(笑)

ウルトラマンが身を呈してまで地球と地球人の為に戦うのは、かつてはウルトラの星もそこに住む人々も、今の地球や地球人と同じ姿をしていた。
それが今の姿になった理由は具体的には語られませんでしたが、そこらは過去の作品や設定とかで概要は分かりますが、要はウルトラマンは地球や地球人がかつての自分達と同じだから“得た力”でその“自分達が失った物”を守ろうとしていると受け取っていいのかな?(ミライが“今見えてるウルトラの星の光はまだ自分達が地球人と同じ姿の頃の”と語る辺りがそれを表してる様に思えます)
この辺りは今までのシリーズでは漠然とは描かれていても“ウルトラマンの心情”として具体的に語られたのは多分初めてで、なかなか新鮮でした。
そして、それをミライが語る相手がリュウだって辺りが一番の“ミソ”な訳ですが(^^;

中盤から後半にかけては殆どタロウの独壇場みたいになってましたが(・・・(^^;)禁じ手の“ウルトラダイナマイト”でもトドメをさせないインペライザーの不死身ぶりは文字通り強敵出現を感じさせるものでした。
先週から、助っ人に来るのがなんでタロウなのかなと色々考えたのですが、よく考えればタロウ自身がウルトラマンのルーキーとして地球に降り立ち、その成長物語が「ウルトラマンタロウ」の物語だったんですね(タロウを殆ど観てなかったからここを失念していました)
だからタロウは教え子であるメビウスにかつての自分の姿を投影していた。
物語的にも、タロウとメビウスを重ねる事でそこにメタファー的な物を目指したともとれます。
しかし、ウルトラダイナマイト使おうとするタロウを止めようとするミライに対するタロウの“私を見くびるな!”は、なんか半分オヤジの意固地に見えちゃったんですが(^^;

そしてクライマックス。
リュウだけでなくGUYSの仲間達みんなの前で変身し、その仲間を庇うために傷つき力尽きそうになったときに現出した新たなる力が“メビウス・バーニングブレイブ”な訳ですが、あの力は胸のファイヤーエンブレムが象徴するように、メビウス=ミライに対するGUYSの仲間達の熱くて強い想いや願いと、メビウス自身の仲間に対する想いが込められた、まさにラストでリュウがタロウにメビウスを連れて帰らない様に直談判した“これからもミライと一緒に戦いたい”と言う心が具現化した姿なんですね。
あのまま帰還命令を聞き、ウルトラの星で新たな訓練をしても決して得られなかったであろう“絆の力”で、更にその証しとなるのが、ミライがみんなに手渡したお守りや、リュウがミライに渡した“お揃いの”(きゃ!)メモリーディスプレイに描かれたファイヤーエンブレム・・・いやいや、見事な構成でした(^^)

前回でも書いた様に、シリーズ中盤でウルトラマンの正体が仲間にバレると言うのはウルトラ始まって以来の事(正確に言えば「ネクサス」もそうでしたが、あれは作品自体が他のウルトラと同列で語れない部分があるので、敢えて特例扱い)で、今までなら昭和、平成共に間違いなく最終回になる展開でしたが、今後は防衛隊が“仲間の1人がウルトラマン”である事を知った上で、共に力を合わせて戦っていく展開になると言う、正にウルトラの新境地に挑もうとしている訳で、「メビウス」と言う作品が本当の意味で楽しみなのはこれからかも知れません。
今回はそのターニングポイントになる非常に重要な回だったと言えます。


ちょっと「メビウス」が長くなり過ぎたので、「リュウケン」と「ボウケン」は一言感想でいきます(^^;


魔弾戦記リュウケンドー
第43話「わたしのヒーロー」脚本:川崎ヒロユキ 監督:辻野正人

鈴ちゃんと剣二の“いい意味での”ヒーローラブコメと言った感じの話で、正統派ヒーロー路線とも言えるテイストも盛り込みつつ、実に「リュウケンドー」の長所が全体に纏まった佳編に仕上がっていたと思います。
特に自分的には
「ヒーローってのは誰かを犠牲にして戦ったたりしねえんだよ!」
と啖呵をきり、敵を倒して街のみんなも鈴もみんな助けるって続く一連のセリフがお気に入りです(^^)

あと、今回の「リュウケンドー」で特筆すべきは、あの巨大歩行メカのCGがこれまで以上に素晴らしい出来映えだった事。
元々この作品はCGの完成度は高いのですが、今回はまた異常なくらい気合入っていたと思います。
最後にあけぼのタワーが元に戻ったのはちょっと腑に落ちませんでしたが(笑)


轟轟戦隊ボウケンジャー
Task.35「神の頭」脚本:小林靖子 監督:諸田敏

当面の2つの取り引きが双方ともフェイクで、3つめの取り引きこそ本物。
最初はチーフと牧野先生に全員が騙されたのかと思いきや、実は蒼太とさくらさんも承知の上での作戦だったと、この辺の物語構成は中々上手く纏まってたんじゃないかな。

牧野先生とチーフの入れ替わりネタも、双方の役者さんの芝居の上手さも相俟って中々いい味を醸していたと思います。
時に変装解いてからの牧野先生は、斉木しげるさんのノリのよさも嵩じ、また名乗りシーンでは特撮スタッフの“お遊び”までが絶妙の味を出していて、単純に楽しめました(^^)
ただ、物語の展開だけで言えば牧野先生がチーフに化けるのは兎も角、チーフは別に牧野先生に化ける必要無かったんじゃないかと(結局黒づくめの取り引き相手に“2重に”変装しちゃってるし(^^;)

あと、この回は冒頭でも語られてた様に蒼太とさくらさんの過去の失敗への“リベンジ戦”がメインになってた筈だから、最後の決着はこの2人につけさせてあげて欲しかった。
昔は双方にまだ信頼関係が築けていなかったから失敗したけど、今は互いに認めあってるから大丈夫と言うなら、その辺りの描写が後少しだけあればもっと説得力も出たし、盛り上がれたと思うんですよね。
実は、似たコンセプトの話としては過去に「デカレンジャー」でホージーとジャスミンが過去の失敗のリベンジに・・・って話があるんですが、比べてはイカンとは思いつつ、やはりその回には総体的に少し見劣りしちゃうんですよね(^^;
ちょっと色々と“惜しい”回でありました。

ウルトラマンメビウス ウルトラヒーローシリーズ2006 06 メビウスバーニングブレイブ
ウルトラマンメビウス ウルトラヒーローシリーズ2006 06 メビウスバーニングブレイブ

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