電王.第17話

仮面ライダー電王
第17話「あの人は今!も過去?」脚本:小林靖子 監督:坂本太郎

良太郎自身の物語や、懐中時計の人の正体、そして姉さんの失われた記憶とか、物語が核心に向けて動き出す一方、俄に湧き出たリストラ騒ぎにてんやわんやのモモタロス達(笑)

これまでライトタッチだった「電王」からすれば、比較的シリアスモードな回ではありましたが、モモ達タロス衆が相変わらずの吉本新喜劇的なドタバタを展開していて、そのシリアスとギャグが上手い具合に一体化している辺りはいいです(この点、前作「カブト」はバランス悪かったし(^^;)
モモ達がいる限り、この作品は極端な鬱展開になったり、救いがない様な方向に行っちゃう事は無さそうだなと思えた回でもありました。

では今回のポイント。

※珍しい望遠鏡
あの大きさで天文台の電子望遠鏡並みに見えるとかだったら凄いと思うけど、珍しいタイプの型って事なんでしょうね(^^;
ただ、愛理姉さんが望遠鏡の事=過去の事を思い出した?、と思ったからこそ一瞬良太郎は狼狽えた訳で、後の沢田さんとの会話のシーンでもそれを匂わす様なニュアンスがあったりで、失われた記憶は姉さんにとっては決して良いものとは言えないって事でしょうか?

※良かったら自分の家みたいに思ってもらっても・・・
良ちゃん、それはすこし遠回しにハナちゃんを“誘ってる”んじゃないかと考えちゃう私はやはり大人の“汚れた目”で見ちゃってますか?( ̄▽ ̄;

※なんとかしなきゃ・・・
このままじゃいけないと言う良太郎。
実際、身体に掛かってる負担は相当なものなのは伺えるんですが、良太郎が本気でモモ達をなんとかしなきゃと思ってるとは思えない。
多分、良太郎は“自分自身の方をなんとかしなきゃ”って思ってるのではないでしょうか?

元々モモが憑く以前からなにかとぶっ倒れてた位の虚弱体質だった訳だし、それを顧みないで“電王の仕事”を引き受けちゃったのは自分の責任。
だから、モモ達が自分の身体を多少乱暴に扱ったとしても、すぐに倒れない様に自分がならなきゃならないと思ってる(後半の行動はその一貫)
だったらジムへでも行って身体鍛えろって事になるんですが、発想がそっち行かないのもまた良太郎っぽい(笑)
まぁ、これはあくまで私の単なる憶測ですんで・・・(^^;

と、言いつつやっぱりぶっ倒れちゃう良太郎・・・ウ~~~ム( ̄▽ ̄;

※リストラ宣言
モモとウラが腕相撲(実は仲がいいのかも?)とか、キンタロスも、いつの間にかリュウタロスまでもがすっかり馴染んじゃってるデンライナーの中、賑やかで凄ぇ楽しそうです(笑)

そんな空気を打ち破るハナのいきなりのリストラ宣言。
勿論一番の理由は良太郎の負担の軽減なんだろうけど、その奥底にはハナの元からのイマジン嫌いって真理も多少なりとも働いてるのかな?
しかし、電王の力を存分に使うにはモモ達の力を使い分けた方が得策だと思うし、本当はハナもモモ達が心底から憎むべき相手じゃないのは分かってると思うんで、ここらが解決のポイントになるのかな?

※相変わらず倒れちゃったり?
良太郎の元クラスメートの“沢田由香”さんが今回のメインゲスト。
この話しを聞く限り、やっぱ良太郎は昔からちょっとした事で倒れまくっていた様ですな(笑)

沢田さんを演じる“満島ひかり”ちゃんは、「ウルトラマンマックス」でアンドロイド少女のエリーを演じてた彼女。
エリーは役柄状、無機質な演技が印象的(且つ、ツボ(^^;)だったんですが、沢田さんはまた打って変わった普通の女の子なキャラクターで、エリーの印象が強い分最初誰だか判りませんでした(^^;
ま、エリーにしても沢田さんにしても“キュート”って点においては変わりませんが(ちゅうか、満島ひかりちゃんがキュートなんだがな(^^))

※労ってんじゃねえ!
リストラ話がどうやら本気っぽいという中、流れからその第一候補みたいにに祭り上げられちゃってるモモタロス(笑)
確かにパワーでいけばキンタロスに叶わないし、頭脳戦ではウラタロスとは勝負にならない(てか、確かにウラのスケベは地味に役に立ってるんだよなぁ(笑))
リュウタロスは元々独立したチケット持ってる上に、ウラの言う様に愛理姉さんがストッパーでいる限りは、人を操る能力やガンモードデンガッシャーの破壊力は魅力的。

うん、確かにモモの取り柄って要所要所での“突っ込みのセンス”や、他の追随を許さない“ラブリーっぷり”位しかないよなぁ(モモファンがそこが堪らないんだが(^^;)

なんだかんだで互いに“擦りあってる”タロス衆達が笑いを誘います(笑)

しかし、リアルにリストラ“された側の人間”としては心底笑えない・・・(と、なにげにカミングアウト(^^;)

※忘れたままでいい筈ない、けど・・・
良太郎と沢田さんとのブランコでの会話。
ここで沢田さんが急にイギリスから帰国した理由のネタ振りがされてますが、ここで重要なのは沢田さんが愛理姉さんの失われた記憶に関わるものを知っていると言う点。
沢田さん自身は、自分がいない間に姉さんが記憶を無くした事や、その原因を知らない訳で、彼女が店に行って姉さんと話をする事で姉さんがそれを思い出すのを恐れたから良太郎はあそこで誤魔化しちゃったと・・・

良太郎も、姉さんが記憶を失ったままでいいとは思っていないし、それが本当に姉さんのためにはならない事もちゃんと理解してる。
けれど、それを思い出すのは姉さんにとってはやはりとても辛い事の様で、その事で悲しんだり苦しんだりする姉さんの姿を見るのは本人以上に良太郎にとっては辛い事なのかも知れません。

うん、肉親や家族に対する感情としては凄く分かる気がするな。

※ま、何を望んでいるか予想はつくけどな
母校を訪れたものの、自分の記憶の中の思い入れのある風景は少しづつ、微妙に変わってしまっている事に落胆を隠せない沢田さん。

ああ・・・これもありますよねえ。
昔の思い出がいっぱいある場所、行きつけの店やお気に入りだった建物が、少し見ない間に次々に無くなったり変わっていったりするのはとても淋しいものです。
まして、自分が“煮詰まったり”してる時なんかにリフレッシュを目的に訪れた思い入れのある場所が、自分の記憶とは違ったものになってたりしたらその淋しさはより深まっちゃう。

その、沢田さんの淋しい気持に付け込んだのが“ウルフイマジン”ですが、確かに今回の望みは分かり易いと言えば分かり易い(^^;

※何回やっても俺かよ!
アミダは却下だ!・・・って、アミダでリストラ要員決めるなよ!(しかも何度やってもモモタロス・・・って、モモはくじ運も悪いのかい(^^;)

なんだかんだで、リュウタ以外の3人はどんどんヒートアップしていって“誰が一番役に立つか”を競争するって話になっちゃうんですが、これアミダを作ってたのも地味に3人焚き付けてるのも実はナオミなんですよね(^^;
しかも、本人にはその自覚がないらしく、ハナになんでそんな事になってるのか訊ねられて“さぁ、なんでだっけ?”・・・って(笑)

※いらっしゃいませ!コーヒー飲むのか!!?(`Д´)
客ビビらしてどうするモモタロス(笑)
姉さんが買い物行った隙に良太郎に次々憑依して“誰が一番役に立つかレース”始めちゃうタロス衆。
細かい事が苦手らしいモモには箸でコーヒー豆一粒づつ入れるなんて辛気くさい作業は向かない様で、ブチ切れて袋全部一気にぶち込んで座り込んじゃうわ、入れ替わったキンタロスは豆惹こうとしてミルを破壊(^^;
ウラは可愛いお客さん(要するに女の子なんだろうけど(^^;)を釣ってくると言うのを口実にナンパに行こうとした所をハナに捕まり・・・って、結局お前ら役に立ってないじゃん(笑)

ここで面白いのは尾崎さんと三浦さんの反応。
三浦さんは次々と人格の入れ替わる良太郎を見て、やっぱり悪霊が憑いてるとして、データとってなんとかかんとかってやってるのに対し、尾崎さんは達観しちゃってると言うか、気にしてない模様。
結局この2人、どういう役割り果たすんだろう?(^^;

※いい事教えてあげようか?
ハナのタロス衆に対するお仕置き。
ウラタロス→コンパチ(関東で言うデコピンね)=HIT
キンタロス→コンパチ=HIT
モモタロス→コンパチ=一旦ガード→横からキンタロスのガード崩し→空かさずハナのゲンコツ=クリーンHIT!
一旦は防御した辺り、モモが如何に場数踏んでるかを物語ってます(笑)

3人が株を落とす中、リュウタロスが悪戯っぽく沢田さんにイマジンが憑いてる事を申告。
リュウタが特にイマジンの探知能力に長けていたとか言うのではなく、他の3人がバカやってる間で気がつかなかったってところかな?
そこでなにげに1人株を上げるリュウタロス、中々の策士の様です(笑)

てか、いるよなこういう変な所で世渡り上手いヤツって(^^;

※お前今日凄くキツくないか?
沢田さんの元へ向かった良太郎とハナ。
何故か店の中で勝手に憑依した事を構わない良太郎の態度を不審がるモモ達ですが、多分これは愛理姉さんの事で頭がいっぱいで、構っている余裕がなかったってところかな?

しかし、急に吹き出したリストラ話の中でのこういう展開に、ナオミの“愛想尽かされちゃったんじゃ?”の言葉に思わず出たモモのホンネとも思えるのが見出しのこの言葉。
やっぱ、気にしてると言うか、自覚してると言うか・・・(^^;

※沢田さんの望み
沢田さんの望みは、日本の高校に通っていた頃の思い出に浸っていたいと言う、少しセンチメンタルなもの。
夢や希望を持ってイギリスに留学したんだろうけども、現実は言葉が壁になって自分が思い描いていた様な生活は得られなかった。
だからつい日本にいた頃が懐かしくなり、舞い戻ってきたものの、そこにすら自分の求めていたものは無かった。
だから、自分が日本の高校に通っていた頃の思い出に浸っていたいと・・・

それに対してウルフイマジンのとった行動は、沢田さんの母校の生徒を襲って持ち物を奪い、それらで部屋を埋め尽くすと言うものでしたが、襲われた生徒は砂になって消滅してしまったりして、その描写はこれまでの「電王」の中でもかなりショッキングな部類。
なにより、ウルフイマジン自身のキャラクターもかなり極悪と言うか、その外道っぷりはこれまでの中でも群を抜いた“絵に描いた様な悪人キャラ”なんですが、頭の赤い頭巾状の物が実は“赤ずきんちゃん”のイメージなんだそうで、そのハードで凶暴な外観とはそぐわんじゃないかって辺りがある意味イマジンっぽい(^^;

※良太郎の秘密
沢田さんとのやりとりから、良太郎も実は卒業を待たずして高校を辞めていた事が判明。
理由は多分愛理姉さんの記憶と、懐中時計の人に関係があるんでしょうが、それはまだ今回の段階では材料少なくて判断しづらいですね。
ただ、沢田さんが留学したのが高3の春で、約1年ぶりに帰ってきたのだとすると、この1年間の間にその出来事は起きたと言う事にはなりそうです。

※2004年4月7日
今回は物語の構成の都合上、前編で過去に飛んじゃいます。
この日付けは高校の入学式の日であり、沢田さんが強く繋がってる過去であると同時に良太郎にとっても意味がある日付けの模様。
これまでイマジンが憑いた人間の過去と良太郎自身が関わりがあるってのは初めての事で、それだけ今回のエピソードが重要である事を暗に示してる訳ですな。

※ちょっと1人で戦ってみるよ
モモ達の力を借りず、プラットフォームのままで戦おうとする良太郎。
その真意は、先にも書いた様に自分自身が少しでも強くなるとか、戦いに慣れるとかしようとしてるからだと私は思ってるんですが、今の状況じゃモモ達には本当に自分達を切ろうとしてるって思われちゃうかも知れませんね(^^;

それにしてもプラットフォームのままの良太郎、雀の涙ほどではあっても確実に強くなってる気はしますよね。
1話ではただ逃げ惑っていただけだし、4話の時も取り敢えず根性だけは見せたけど正直ボロボロだった。
けど今回は(自分を盾にするって無謀な方法ではあれ)取り合えずはウルフの攻撃から人々を守ってるし、なんとか食い止める位はやってますからね。
うん、やっぱ凄いよ良太郎は(^^)

※懐中時計の人
ウルフイマジンに吹っ飛ばされた勢いで懐中時計の人とぶつかってしまった良太郎。
そこで彼の落とした懐中時計を見て思わず覗き込んじゃう訳ですが、この時点で彼の持っている懐中時計と、望遠鏡の下に隠してあった懐中時計が同じ物、或いはペアかなにかで揃えた物である事、そして彼が良太郎の知る人物である事は確定した訳ですが、詳細は次回以降を待つしかなさそうですね。

※良太郎は僕が殺すんだから
いよいよちょっとヤバイかもって時に半ば強制的に憑依したリュウタロス。
モモ達の会話から、今日は良太郎はタロス衆との繋がりを断ち切ってるらしいけど、それを破っちゃうのはやはりリュウタロスの憑依能力の強力さ故。
リュウタの言葉の本意は、まだ良太郎を殺すのを諦めていないのか、所謂ヒーロー物的燃え(萌え?)なニュアンスなものなのかはちょっと不明・・・てか、どっちともとれるんだよな(^^;

「Double-Action Gun form」は思った通りヒップホップ仕立てで、「Double-Action Ax form」とは違った意味で耳に残ります(「Ax form」のインパクトには叶わないけど(^^;)

しかし、あんだけ凶暴ぶりを見せていたウルフイマジンなのに、リュウ電王には圧倒されまくり。
案外見かけ倒しのヘタレかも>ウルフイマジン(^^;

※桜井さん
良太郎の元から逃げ去る様に2004年の雑踏の中に消えた懐中時計の人。
どうやら彼は愛理姉さんのフィアンセだった人であり、“桜井さん”と言う人らしい。
ならば何故逃げるのか?、何故良太郎の行く先々の過去に現れるのか?
物語が大きく動く予感を秘めて、次回へ・・・

※予告編
俺は桜井侑斗だ!・・・って登場した新キャラクター。
しかし、彼が愛理姉さんのフィアンセの桜井さんと同一人物であるかは今のところ不明。

・・・・てか、お前“キリヤン”じゃねえか!(^^;

仮面ライダー電王 ライダーヒーローシリーズD EX 仮面ライダー電王 (プラットフォーム)
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